カテゴリー別アーカイブ: 学会・研究会活動

杏林堂健康セミナーで今年も講演します

杏林堂健康セミナーで講演を行います。杏林堂薬局のご厚意で、このセミナーでお話しさせていただくのはこれで7回目となります。

日時:2018年3月4日(日曜日)13:30
会場:アクトシティー浜松コングレスセンター3階31会議室

今回のテーマは、「胃腸肛門の病気~リスクの受け止め方と健康管理~」

今回も、例年通り、私が専門とする胃腸・肛門の病気についてのお話ですが、病気の概要だけでなく、一人一人が「リスク」をどう受け止めたらよいのか、そして健康のために何ができるかを一緒に考えてみたいと思っています。新作スライドや、眠くならない仕掛けを準備しています! 是非、聴きにいらしてください。

定員は抽選で300名となっています。
参加を希望される方は、下記いづれかの方法で杏林堂にご応募ください
●Webでのお申込み→杏林堂ホームページ
●申込用紙を使ってファックス
申込用紙は杏林堂各店舗にあります
当クリニックにもあります
→申込用紙ダウンロード
●郵便ハガキで応募
代表の方の、お名前(ふりがな)、年齢、ご職業、郵便番号、
ご住所、電話番号、杏林堂ポイントカード会員番号
を明記の上、下記宛先まで郵送
〒430-7713
浜松市中区板屋町111-2 浜松アクトタワー13階
(株)杏林堂薬局「3/4 健康セミナー」係

浜松西高で授業を行いました

2017年11月16日、浜松西高等学校で高校2年生を対象に授業を行いました。PTA主催の「保護者及び地域の方々と語る会」の企画として毎年行われている企画で、知人の依頼を受けて今回の授業となりました。講師は、自衛官・税理士・薬剤師・県議会議員などいろいろな職種の方たちで私を含めて10名で、生徒さんはそれぞれ希望で授業を選びます。私のところには26名の初々しい生徒さんが来てくれました。

今回のタイトルは「医学医療は楽しい!」

学校の授業で医学・医療について語るのは、浜松西高中等部、浜松北高についで今回で3回目でしたが、毎回、何をどんなふうに話そうか思い悩みます。今回は、私が大学卒業後今日まで歩んできた道について、その過程で得た教訓を交えてお話ししました。また、最近話題のドクターXなどの医療ドラマの医師と現実の違いについても盛り込みました。今までにない工夫として、眠くならないように、5色のカラーカードを全員に配布し、お話の途中に組み込まれた質問に、カードで答えてもらいながら話を進めました。(カラーカードは東急ハンズで買ってきたカラーポストカードです。)生徒さんは、みんな眠ることもなく目を輝かせて聞き入ってくれました。若者には、大きな可能性が広がっていて羨ましく思うと同時に、私も高校生だったころを思い出し、何か新鮮な気持ちになることができました。

先日、主催者の関係者の方が、出席者全員の感想文を送ってくださいました。私の伝えたかったことをしっかり受け止めてくれた生徒さんばかりで感激しました。また、カードによるアンケート方式が大変好評だったことがわかりました。

当院の看護師が東海消化器内視鏡技師研究会で講演

2017年11月12日、名古屋近郊の愛知医科大学で行われた東海消化器内視鏡技師研究会で、当院の看護師、巽二美江さんが教育講演を行いました。

タイトルは、「無床診療所における大腸内視鏡検査時の看護師の役割」。年間1500件行われている当院の大腸内視鏡検査のノウハウと、看護師の関わりについて、詳細な報告が行われました。

巽さんは、パート看護師として当院で初めて内視鏡検査に携わりながら、昨年内視鏡検査技師の資格を取得しました。今回、会場となった大ホールで320人の聴衆を前に堂々と約30分間の講演を行いました。

このような光栄な機会を与えていただいた技師研究会役員の皆様に感謝するとともに、巽さんご苦労様でした!

第1回日本臨床肛門病学会が開催されました

3月25日~26日、東京の京王プラザホテルにおいて、第1回日本臨床肛門病学会学術集会が開催されました。この学会は、日本の肛門科診療を学術的にリードするとともに、技術認定医制度により肛門手術を評価・認定し、質の高い診療を社会的にも認知される形で維持すること目的に、臨床肛門病研究会を発展的に解散する形で昨年創立されました。

今回の学会では、日本における肛門科診療の変遷を知る大先輩方のお話からはじまり、「患者にやさしい肛門科診療」を実践している新進気鋭の先生方のお話まで、大変勉強になる内容でした。

「痔の手術」とひとことで言っても、40年前では信じられないような方法で手術が行われていました。また10年前と現在でも、大きく変遷してきています。大学病院・専門病院・専門クリニックでもそれぞれ異なる方法で手術が行われています。医学全般に共通して言えることですが、多くの心ある医師が、日々研さんと改良を加え、研究会や学会で報告・討論して、少しずつ変化してきているのです。

私は、記念すべき第1回の学術集会に評議員・編集委員として参加する機会を得ました。今後、この学会が、肛門科診療をリードし、多くの患者さんに適正な診療を提供できるような存在となることを願っています。

大腸癌全国登録データが公開されました

全国の病院で治療が行われた大腸癌について、大腸癌研究会が集積・解析した大腸癌データの報告集が、PDFファイルとして公開されました。1974年に手術された大腸癌のデータが1985年に第1号の報告集として発刊されて以来、これまでに31号までの報告集が発刊されてきました。蓄積された膨大なデータは、これまでに多くの臨床研究・論文に利用されてきました。

ただ、これらの報告集は、大腸癌研究会に所属する施設(診療科)に1冊ずつ配布されるのみで、報告書の存在自体もあまり知られていないのが現状でした。

今回、第1号から、最新の第31号まで、すべてがPDFとして公開され、どなたでも閲覧できるようになりました。


これらのデータは、200項目以上におよぶ詳細なデータを集積・解析したもので、日本における大腸癌の実態や治療の現状、予後などを知ることのできる貴重な資料ですが、報告集はほとんど無味乾燥な数値の羅列です。(ダウンロードされた方がっかりされるかもしれません)今後、大腸癌研究会全国登録委員会では主要な項目について、グラフ化してビジュアルにわかりやすくデータを公開していくことが検討されています。

杏林堂健康セミナーで講演を行いました

2017年3月5日(日曜日)、アクトシティ浜松 コングレスセンターで行われた杏林堂健康セミナーで講演を行いました。

第一部では、食道・胃・大腸・肛門のはたらきや病気について網羅的に解説しました。休憩をはさんで、第二部では、胃がん、大腸がんから命を守るためにできること、胃腸・肛門を快適に保つためにできることを解説しました。第二部に続けて第三部では、会場からの質問にお答えしました。

午後2時から4時まで、約2時間にわたりましたが、会場いっぱいの約200名の参加者は最後まで熱心に聞いてくださいました。

今年で5回目となりますが、このような機会を与えていただいた杏林堂薬局様には感謝いたします。

花粉症とピロリ除菌の関係 クリニックのデータで証明!

あさのクリニックの隣にある杏林堂高塚町剤センターに勤務している薬剤師の尾関佳代子さんが、花粉症の患者さんはピロリ菌の除菌治療に失敗する確率が高いことを証明し、今年7月英文論文として発表しました。この発見のきっかけは、尾関さんが、主にあさのクリニックから処方される処方箋を取り扱っているうちに、「(ピロリ菌の除菌に失敗し、)二次除菌薬を処方される方には、花粉症の患者さんが多いのでは?」と感じたところに端を発しています。着眼点、発想の鋭さには驚きます。私は、データを提供したということで、共同研究者として名前を連ねていただきました。

Association of Hay Fever with the Failure of Helicobacter pylori Primary Eradication.
K Ozeki,T Furuta,M Asano,T Noda,M Nakamura,Y Shibata,E Okada,T Ojima
Intern Med 55: 1729-1734, 2016

このニュースは、静岡新聞でも紹介されました。

論文はこちらから閲覧・ダウンロードすることができます。

 

大腸癌研究会の全国登録データの集計作業を行いました

2006年に日本で治療を受けた大腸がんの患者さんのデータの集計が完了しました。大腸癌研究会全国登録委員会の一員として、日本の大腸がん治療をリードする約80施設から集められた大腸がん患者さん約8000人のデータについて、年齢やステージ、リンパ節転移、生存率などさまざまな角度から400以上の表にまとめました。

今回のデータは、治療後5年以上の治療経過を反映させるために、8年前に治療を受けた患者さんのデータで、大腸癌取扱い規約第6版に従ったデータです。(現在第8版まで改訂されています)

大腸癌研究会では1974年からの大腸癌治療症例を集積してきています。これまで日本における大腸癌の治療指針や規約を決める際に重要な役割を果たしてきました。また、このデータを利用した論文も複数書かれています。わたくしの解析担当は1999年の治療症例からで、今回で5回目となりました。近日中に小冊子にまとめられ、大腸癌研究会の会員施設に配布されます。これまで、この冊子は会員施設でしか見ることができませんでしたが、PDFとしての公開などが検討されています。このデータが、有効に活用されることを望みます。

 

大腸癌研究会全国登録のデータが論文となりました

今年になって栃木県立がんセンター研究所長の固武健二郎先生が、立て続けに3本の英文論文を書かれました。(下記:クリックすると英語抄録を読むことができます。)これらの論文はすべて大腸癌研究会全国登録委員会が集積した日本の大腸癌患者さんのデータを解析したものですが、私がこのデータ解析に携わったことから、共著者として名前を連ねていただきました。大腸癌研究会会長・東京医科歯科大学教授の杉原健一先生などとも一緒に名前を連ねさせていただき、大変光栄です!

 

 

1:Gender differences in colorectal cancer survival in Japan. Kotake K, Asano M, Ozawa H, Kobayashi H, Sugihara K. Int J Clin Oncol. 2015 Jul 7.

2:Influence of extent of lymph node dissection on survival for patients with pT2 colon cancer.Kotake K, Kobayashi H, Asano M, Ozawa H, Sugihara K. Int J Colorectal Dis. 2015 Jun;30(6):813-20

3:Tumour characteristics, treatment patterns and survival of patients aged 80 years or older with colorectal cancer.Kotake K, Asano M, Ozawa H, Kobayashi H, Sugihara K. Colorectal Dis. 2015 Mar;17(3):205-15

私は1999年~2005年の6年間に手術された約4万5千件の大腸癌患者さんのデータをこれまでに4回に分けて解析する作業を担当しました。データは国立がん研究センターをはじめとする大腸癌研究会に所属する全国の病院から集積されました。解析する項目は200以上に上り、その都度報告集としてまとめられます。

 

私の解析結果は、無味乾燥な数字の羅列でしたが、今回、固武先生によって、極めて価値のある知見が見いだされました。1は日本人の大腸癌患者さんの生存に関する性差を明らかにしたもの、2は結腸癌の手術の際に、リンパ節をどのレベルまで切除すべきかを明らかにしたもの、3は80歳以上の大腸癌患者さんの特徴を明らかにしたもので、特に2は日本の大腸癌治療のガイドラインにも影響する内容となっています。

「すべて解説 おなかとおしりを快適にたもつヒ・ケ・ツ」

3月29日(日曜日)13:30から、アクトシティ浜松コングレスセンターで、杏林堂健康セミナーの講演を行うことになりました。タイトルは、「すべて解説 おなかとおしりを快適にたもつヒケツ」。私の専門領域である胃腸と肛門の病気について、約2時間にわたり、私がわかりやすく解説します。

参加は無料ですが、事前の申し込みが必要です。ご案内チラシと申し込み書はこのページからダウンロードできます。また、杏林堂ドラッグストアの店舗、あさのクリニックにも申込書があります。必要事項を記入して、3月16日までに、杏林堂ドラッグストアにお届けいただくか、ファックスまたは郵送してください。郵便はがきでの申し込みでも結構です。1枚の申込書で複数の方の申し込みが可能です。ペアやグループでお越しになる場合は代表者お一人が申し込んでいただき、同伴の方の人数もご記入ください。詳しくは、チラシと申し込みををダウンロードしてご覧ください。

ご案内チラシダウンロード
申込書ダウンロード

さてこの講演会、杏林堂のご厚意により、今年で4回目となります。昨年(2014年)も3月に開催され、大雨の天候にもかかわらず200名を超える方が参加されました。以下は昨年の写真です。

Seminor2014_3 Seminor2014_1 Seminor2014_2

講演で聞きたいことや質問事項があれば、申込書の参考欄にお書きください。講演の中で解説いたします。

今年は、これまでの参加者からの声を参考に、途中休憩を2回挟み、ゆったりとしたスケジュールで進行します。また、2回目の休憩後の第3部は、参加者からの質問にお答えする時間を設けました。是非、ご家族やお知り合いとお誘いあわせの上、ご参加ください!

(2013年まで私も参加していた、がん情報局主催の「大腸癌市民公開講座」(パネルディスカッション形式)は、諸事情により開催されなくなりました。)